2007/06/10

ホームレスになってみよう。

世に曰く

「乞食は三日やったらやめられない。」

らしい。

そいつが本当かどうか試してみてぇ!

ということで、6/7~6/9にかけて新宿において2泊3日のホームレス生活をやってみた。

※以下、長い文章が続きます。そして余り笑どころはありませんのでご覚悟下さい。

||

6/6の朝に自宅を出発し、

湘南新宿ラインに乗り込み新宿へ向かう。

昼前に新宿駅へ到着。

期待と不安と胸の動悸が高まる。

3日後に家へ帰るときの為に持ってきた着替えの服、金、本を全てバックに詰めて

コインロッカーに放り込む。

今俺にあるのは

  ・衣服

  ・コインロッカーの鍵

の2つだけだ。

ロッカーに鍵をかけて歩き出す。

爆発的に(消極的)自由が広がり、

燃え立つような高揚感が全身を襲う。

     何が起こる?

     何が見える?

しかし、10歩も歩くとふと体が重くなり、

ノロノロとしか歩けなくなる。

30歩を過ぎた頃だろうか。

俺は新宿駅の構内で呆然と立ち尽くしてしまった。

周りの世界の流れが余りに早く、

自分が取り残されたのを感じる。

ホームレスがノロノロと歩くのは

彼らが老人で腹が減っているからだけでは無い。

一般人は自分の目的や、外部からの強制により力を振り絞って毎日を生きている。

しかし、ホームレスには生きる目的も強制も無い。

驚くほどに無い。

力を振り絞って生きる必要が全くないのだ。

周囲の一般人の発するむせ返るような生命力に圧倒されてしまう。

ホームレス達も人気のない所や早朝はシャキシャキと歩くが、一般人の中ではダメだ。

圧倒されてしまうんだ。

||

どうにか気力を取り戻し、駅を這い出た俺は歌舞伎町へ向かう。

空模様が怪しかったので途中で捨てられたビニール傘、

そして今夜の寝床としてダンボールを拾う。

実際、傘とダンボールは路上生活の必需品でどのホームレスも持っている。

傘を右手に持ち、ダンボールを小脇に抱え歌舞伎町をふらつく。

チラシ配りからは無視されるが一般人の視線はいつも通りである。

が、30分もたった頃だろうか

街の世話役といったオジサンが声をかけられる。

オジサン:「お兄ちゃん大丈夫?

ダンボールなんか持ってどうしたの?」

やはり20過ぎの若造がホームレスをやっているのは目立つらしい。

俺は「別に何ともないっす。」といっておっさんから離れる。

その後もひたすら新宿を歩き回る。

色々なことを見て、考えた。

特に愕然としたのが

  「ホームレスの生活空間は非常に狭い。」

ということ。

街に立つ全てのビルは

貨幣を持った人たちにのみ意味有る施設

だ。

コンビニも本屋も何もかも。

貨幣を持たないホームレスにとって

全てのビルは巨大な岩の塊となんら変わらない。

全てのビルが僕の中で意味を失い、岩の塊になる。

ホームレスの生活空間はバカ高いビルの狭間にある道路だけ。

文明に満ち溢れた市街地を歩いていても

荒涼とした砂漠を彷徨っている気持がする。

夜に都庁の展望台へ行って上空からネオンにきらめく新宿を見ても街というより森だ。

僕にとっては危険と敵が渦巻く場所でしかない。

ALTA前で人間観察をするが、飽きてきてボーっと3時間ほど過ごす。

深夜1時過ぎに歌舞伎町へ行く。

目的は食糧調達。

初心者ホームレスが食料を見つけるのは本当に大変だ。

コンビニやファーストフードが賞味期限切れの商品を捨てるのを狙っていたが、

これは手に入らないんだな。

店側もホームレスが店前にタカるのを避けて店の近くには捨てていないし、

そういった美味しい食料はベテラン・ホームレスが掻っ攫ってしまう。

ゴミ箱も思ったより何も無いんだ。

俺の様な初心者ホームレスではとても食料は手に入らない。

仕方ないので道に何か落ちていないか探す。

飲み物はキャッチのホスト達が飲み残したペットボトルから少づつ飲む。

水じゃない、味がする。

すごく美味しいんと思うんだ。

食べ物は本当に見つからない。

皆だって飲み残しを捨てることは多いだろうけど、

食べ残しを捨てるのはあまりないだろ?

結局その日は道に落ちていたポテト・チップスの破片を拾って食べただけ。

雨に打たれてフニャフニャになったポテト・チッポスはジャリジャリと砂の味がした。

歩きつかれた俺は都庁脇の新宿4号線の道端に新聞と雑誌を敷き詰めて寝床を作る。

が、寒くて眠れない。

想像以上にコンクリート・シティでの野宿は寒い。ビル風も吹くし。

それにやっぱり怖い。

法律の保護から抜け落ちたホームレスには誰かに襲われても文句など言えないのだ。

||

皆さんはホームレスが昼間からグダグダ寝ているのをみて

  「この怠け者どもめ。」

と思われるかもしれない。

あれは怠け者なのではなく、

俺達は昼しか眠れないんだよ。

寒さと襲撃の恐怖の中で熟睡なんか出来ないだろ?

暖かく、人目のある昼間だけが安心して熟睡できるんだ。

暫くして気絶したようにウトウトするが

気配を感じて目を開けた。

猫が獲物を見る目でこっちを見ている。

2日目の朝を迎える。

寝床から出て歩き出す。

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50m程歩いた時に傘を忘れてきたのを思い出して昨日の寝床を振り返るが、

俺は戻らなかった。

別のホームレスが俺の昨日の寝床を物色している。

ホームレスの世界も人間社会。

自分のものを忘れる奴が馬鹿なんだ。

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v|

そのまま駅へ向かって歩く。

早朝の空に立ち並ぶ超高層ビルは僕にとって巨大な岩の塊だ。

誰も居ない超高層ビルの町並みは

壮麗な古代バビロンの遺跡の様。

暖を取る為に地下鉄駅の構内で立っていると

別のホームレスのオッサンに声をかけられる。

オッサン:「兄ちゃん、一緒に仕事いかない?

建設のやつ。」

石田:「あ、えーっと、俺はいいっす。」

オッサン:「あ、そう。

もうやってんのか。」

いまや俺はホームレスの一員と見なされたようだ。

実はね、この誘いにのっても良かったんだ。

だって本物のホームレスと一緒に日雇いをやるなんて面白そうだろ?

でもやらなかった。

というか、やれなかった。

この理由は最後に書きます。

その後は新宿中央公園でボーッとして過ごす。

朝8:00ころだっただろうか、

ベンチで座っていると大学の友人Sキチとばったり会う。

Sキチ:「あれ、石田君、何やってんの?」

石田:「あー、なんつーか、

俺いまホームレスやてんだ。」

Sキチ:「・・・・・なんで?」

石田:「人生経験、かな。」

Sキチ:「財布とか金は?」

石田:「全部コインロッカーの中。

今は着の身着のまま。」

Sキチ:「相変わらず無茶苦茶やってんね・・・・」

石田:「あ・・・うん・・・・・」

俺は当然として、何故かSキチも非常に疲労しており、

少し話してからSキチは「じゃあ頑張って。」といって去っていった。

その後は夜まで新宿中央公園で座り続ける。

他のホームレスも殆ど動かない。

ジッと座っているだけ。

現実が映画のように2次元的に平板化する。

僕とは無関係に流れる世界。

ホームレスの精神構造における中核は「あきらめ」だ。

比喩的にいえば、

  ホームレスになるってことは

  インクの尽きたボールペンと

  真っ白の日記帳を渡される様なものだ。

ホームレスになってしまえば過去は全て切り離され、

未来には何の希望もない。

日記帳は過去も未来も真っ白なままだ。

||

やがて全ての欲望が折り畳まれ、

生存に必要な行動だけをとる。

ニルヴァーナってのはこんな状態かね?

身体の方も冬眠状態に入りエネルギー消費を最小限に抑えているのが分る。

一昨日までとはまるで別な身体だ。

ホームレスにも気合の入り方の違いがある。

実は普通のホームレスは人前で道に座りこんだりしないんだ。

道で座っているのは結構気合の入ったホームレスであって、

人通りの激しい道で寝転がるホームレスになるまでにはかなりの修行が必要なのだ。

それと人間であることをやめる覚悟。

俺は昨日は道に座る所まで。

今日、道に寝転がってみた。

何かが自分の中でコトリと動く。

俺の中の人間が少し減った。

夜になって歌舞伎町にダンボールを拾いに行く。

空腹で精神が参る。

周囲の一般人の視線が僕の持っているダンボールに突き刺さる。

「いきなり襲われるかもしれない」という妄想に怯えてしまう。

エネルギーが欠乏して一歩一歩で息が切れるんだ。

ようやく新宿中央公園へ辿り着くと仲間の中へ帰ってきた安堵感で満たされる。

2日目の夜も寒かった。

切り裂いた雑誌のページを身体に巻きつけ、ダンボールにしがみつく。

聴覚が研ぎ澄まされ、10m先の微かな物音にも過敏に反応してしまう。

誰かが公園でトランペットを吹いているのが聞える。

3日目の朝を迎える。

コインロッカーからバックを引っ張り出し服を代えた。

色々な体験をボンヤリした頭で反芻しつつ駅へ向かう。

道路の端でホームレス達が動き出している。

山手線の始発に乗って僕は家に帰った。

以上が僕のやったホームレス体験記です。

といっても書いたのはホンの一部です。

久しぶりに大量にモノを感じ・考えました。

とても全て書く気力はありません・・・

そうそう、一つ付け加え。

ホームレス達を身近で観察して思ったのですが、

ホームレスといっても決して世捨て人の様なものではありません。

詳論や分析過程は省きますが、

彼らは単に超低所得者であり

商品経済と密接に関連して生きています。

ただ単なる超低所得者とは違い、

ある種の透明感を伴った「あきらめ」を持つ存在ではあると僕は感じました。

それとホームレスに仕事に誘われたが断った理由ですが、

結局僕がホームレス「まがい」でしか無かったからです。

彼らは寿命が尽きるまでのあきらめを持っていますが、僕は3日間です。

ホームレスになるのは時間を止めることに等しいのですが、やはり3日と一生では大きな違いがあります。

結局、僕は下世話な観察者でしかありません。

僕は取材の為にホームレスになったわけでもなく、

単なる好奇心だけで他人の世界に過度に踏み込むことに後ろめたさを感じたので断りました。

ホームレスの世界と一般人の世界は同じ人間社会ですが

やはり大きく隔絶しています。

本当に全くといっていいほど世界が違います。

同じ景色があれほど違って見えるのも驚きでした。

そして、「乞食も三日やったらやめられない。」というのは嘘っぱちです

「乞食も三日やれたら大したもの。」

というのが僕の感想です。

ホームレスになるのはそんな気楽なもんじゃないです。

先に

「比喩的にいえば、

ホームレスになるってことは

インクの尽きたボールペンと

真っ白の日記帳を渡される様なものだ。」

と書きました。

僕がこちらの一般人の世界に戻ってきて感じたのですが、

「僕は大事な過去が書き込まれた上に余白が大量にある日記帳を持ち、

ドバドバと溢れる程にインクの詰まったボールペンを持っている。」

という事です。

どういう形でかは分りませんが、

僕もいつかホームレスのように時間が止まってしまうのでしょう。

だったらその時が来るまで、

ペンを使って好き勝手に夢を描かない手は無いと思います。

※コメント欄停止のお知らせ

予想以上に多くの方からコメントを頂いたのですが、コメント欄は閉めたいと思います。

僕も学生生活など他の事に時間を割いていますので、一つ一つのコメントにお答えすることが難しいと判断しました。

折角コメントを頂いてもそれに返事をせず放置するのは失礼に当たると思ったためこのようような処置を取りました。

お忙しい中コメントをいただいた方々ありがとうございました。今後の参考にさせていただきたいと思います。

石田

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2007/06/01

チョコボールを1000粒食べました。(最終日)

この記事は連続モノとなっていますので先にこちらをお読みください
 
 ↓

『チョコボールを1000個食ってみよう。』(初日・2日目)http://backpacker-ishida.cocolog-nifty.com/backpack/2007/05/post_46f8.html

『チョコボールを1000個食ってみよう。』(3日目)http://backpacker-ishida.cocolog-nifty.com/backpack/2007/05/post_ae90.html

『チョコボールを1000個食ってみよう。』(4日目)http://backpacker-ishida.cocolog-nifty.com/backpack/2007/05/post_2a06.html

<最終日>
5/31(木)

私は前夜、友人Aからアドバイスを受けた

  「世界初のチョコボールの糠漬け」

の作成に取り組んでいた。

まずはヌカを用意する。

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塩水を煮沸して冷ました後、糠を加えていく。

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「真夜中に一人ぼっちで糠漬け作るのって寂しいな・・・」

などという雑念は振り払いましょう。

糠床が出来上がったら丁寧にチョコボールを埋め込みます。

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明日の収穫を期待してじっくり一晩待つ。

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  (約7時間経過)

7:00頃に起床。

さっそく糠床を取り出し

チョコボールを糠床から救い上げる。

クソッ、なかなかチョコボールが見つからねぇ。

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リアルに5分かけてやっとこさチョコボールを5個発見。

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周りに付いた糠を丹念に洗い落とす。

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ハイ、今日の朝食が準備できました。

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つまみ上げてジックリ観察。

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・・・・なんだろう、この表面の解け具合ヌメリ感は・・・

ゴチャゴチャ言っても始まらねぇ!

一先ず口に入れてみよう。

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「手足と触角をもいだベイビー・ゴキブリみたいだぜ。」

という心の声を圧殺し、パクリ。

   クチャクチャ。

!!!!!!!!!!!!!!!

な、なんだこれは!?

糠の持つ絶妙な辛味をベースにして

チョコボールと白米がアンサンブルを奏で

内部のピーナッツが合わさった瞬間

   単なるイジメ。

不味っ・・・

Aの野郎・・・・

次ぎ会ったら

   ぜってぇシバク!!

それでも俺は5粒すべて食いきった。

自分の生み出したものには責任持たないとね。

どうにか朝食をとった俺はバックの中に残ったチョコボール群を見て、

決めた。

   「今日中に勝負をきめる。」

1週間の予定だったが俺は今日中に残り350粒を食いきる事にした。

理由は

・タンスの奥に隠してあるチョコボールが溶け出しつつある事に恐怖を抱いた

・基本的に飽きっぽく短期決戦型の人間なので1週間なんてメンドイ

という事に加え、私自身の肉体・精神の状況が短期決戦を余儀なくする。

実は結構追い込まれていた。

まず明らかな性欲の減退が私を脅かす。(とはいってもこれでも人並み以上であろう。)

そしてチョコボールを食べていない時は普通に生活できるのだが、

食い始めると凄まじい疲労感とともに脳の活動が明らかに悪化する。

特に後頭部(恐らく小脳部分)に鈍痛を感じる。

あと3日これを続けるのは無理だった。

午前中に一気に200粒を平らげようと追い込みをかける。

170粒を超えたあたりで脳がクラクラしてきて

トイレにこもってチョコボールを食い始める。

あがあぁぁぁぁぁぁぁぁ

気持わりぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・

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何とか午前中に200粒食い終わり残りは150粒。

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随分減ったなぁ。

初日とは隔世の感がある。

午後は用事があったので一粒も食えず、夜に一気にラストスパート。

布団に寝っ転がって本を読みつつ口にひたすらチョコボールを運ぶ。

「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

ふむふむ、

「電子は波の形態で偏在しているが

我々が見た瞬間に粒子として一点に集中する。

その場所は確率論的にしか把握できない。」

・・・・・・・

極小な視点で観察すれば目の前のチョコボールも電子の塊として波として不確定的に存在しているだけであって・・・・・・

そういや10次元で考えると全ての物質はエネルギーの紐になるとか聞いたことが有るな。

空間的把握に時間的把握を加えて考えると・・・・

ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!

唯でさえこっちはチョコボールの食いすぎによる糖分の過剰摂取で

脳の調子がオカシクなってんだよ!!

本のページを捲るのにもたつくし、

手元の水筒を滑らして水を服にこぼしちゃって

チョコボールをなかなか袋から摘み上げられねぇんだ。

多分小脳がイカレてんだ。

これ以上脳みそ掻き回さないでくれ!!

俺は本を閉じて一気に勝負をかけた。

(因みにこの本は後を読み進むとちゃんと分るように書いてあった。教養として量子論を知りたい人にはとても良い本です。)

そして、

残り10粒。

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これ、これだよ。

普通の人が食うチョコボールの量だ(泣)

遂に最後の一粒。

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思わず手にとって「ジィー」っと見つめてしまう。

最後の一粒に相応しい洗練されたフォルム光沢感。

チョコボールを1000粒見続けてきた人間にしか分らない

芸術的なチョコボールの造形美

がそこにあった。

俺はフト考えた。

この一粒の先に俺は何を思うんだろう?

「物好きな馬鹿」という勲章をまた一つ増やすだけなんだろうか?

なぜ俺はこんなことをしているのだろう?

俺は何を得るんだろう?

   最後の、一粒を口に入れた。

俺の一生でもっとも味わって食べるチョコボールだろう。

口の中でカチャカチャとチョコボールが砕け、

色々な光景が走馬灯のように俺の脳裏をかすめ行く。

Yちゃんに人間として見放された事。

チョコボールを食いすぎて真夜中の市街地で叫んだ事。

ラリッて江ノ島へ続く橋の上で寝た事。

・・・・・・・

||

そして俺は、最後のチョコボールを飲み込んだ。

        2007年5月31日

        21時25分37秒

『1000粒のチョコボールを食ってみよう。』

       mission complete!!

終った、遂に終った。

何の感慨もないよ・・・・

もうチョコボールを食わなくて良いことに微かな安堵感が有るだけだ。

そもそもなんでこんな事を始めたのかすら忘れた。

一体俺の努力はなんだったんだろう?

何を得たんだろうか。

||

携帯電話を開いて俺は悟った。

チョコボールを1000粒

食っても

食わなくても

加藤あいが可愛い事は何も変わらない。

Katou_ai2

それで十分だ。

熱力学の第2法則が終焉を預言する世界であっても

私は確かに此処に居る。

日本人なら誰もが知ってるチョコボール。

そのキャラクターがアニメ化されるまでの影響力を誇るモンスター・スナック。

Kyoro2

激動する世の中においてもコンビニの片隅でひっそりとコイツは生き続けていくのだろう。

街中やコンビニでこのモンスターを見かけたら微かにでも思い出して欲しい。

この怪鳥と死闘を繰り広げた1人の物好きがいたという事を。

D、初日のカウント、サンクス。

また馬鹿なことやろうぜ!

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5日目の最終状態

  本日消費数 355粒

  総消費数 1000粒 (進捗100%)

  予定とのずれ ±0粒

  残数 0粒

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2007/05/30

チョコボールを1000個食べてみよう。(4日目)

この記事は連続モノとなっていますので先にこちらをお読みください

『チョコボールを1000個食ってみよう。』(初日・2日目)

http://backpacker-ishida.cocolog-nifty.com/backpack/2007/05/post_46f8.html

それとまだ目を通してない方はこちらもどうぞ

 ↓

『チョコボールを1000個食ってみよう。』(3日目)

http://backpacker-ishida.cocolog-nifty.com/backpack/2007/05/post_ae90.html

<4日目>
5/30(水)

昨日少し疲れ気味だったので8:00に起床。

今日も元気ハツラツ、チョコボール♪

朝のメニューはこちら

   チョコボール・バナナ

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  あはは~、もう何でもいいやぁー

一口食うとチョコ・バナナみたいな味(食ったことがないので)が口に広がる。

昨日のチョコボール・サンドイッチよりも優れた点が有る。

 ・バナナのネチャネチャ感で歯への衝撃はホボ0となるし

 ・バナナの味でチョコボールの味がかき消されるのだ!!

(ただ、バナナ味が消えた瞬間は激しく欝になる)

そしてチョコボール・バナナを食いつつ携帯のメールチェック。

チョコボール生活も昨日で3日目に入り肉体的には我慢できるものの、

正直徐々に情熱が薄れてきていた。

小生はマックス・ウェーバーのいう「近代社会の檻に閉じ込められた人間」となりゆく自我矮小化の危機に怯えていたのです。

||

そして友人に

「俺、今チョコボールを1000粒食う企画を実行してるんだけど、

大量のチョコボールを使って何か面白いこと思いつかない?」

という旨のメールを送っていた。

携帯を開いてみるとドープな友人達からメールが入っていた。

『ケース1:G君の場合』

<G君(元ニート)の返信>

なぜあんなに子供たちを魅力するチョコボールすら食べすぎると飽きてくるか知っているかい?

答えは「甘いから」だよ。

つまり甘さから抜け出せばよいのだよ。

一例を挙げると、明太子味のウマい棒の穴にチョコボールを詰め込む。

そうすればよい。

辛みがまず舌先に感じられるが次に甘さが口の中で広がる。

その味はもはや旨いまずいを超越し、官能的な感覚で舌を包み込み、やがて芳醇なほのかな後味で楽しませてくれる。

まぁ試して見てくれ。


追伸
うちに銀のエンジェルが7枚あるよ

<石田の返信1>

素晴らしい。

世界の神秘に触れた

感動で危なくアーレフに入信しそうになったよ


64箱買って銀のエンジェルが三枚でした。


<石田の行動1>

さっそく明太子味のうまい棒をコンビニで入手。

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Gの指令どおりチョコボールを詰めてみる。

穴が小さくて、詰まらねぇ・・・

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そしてジックリと味わう。

成るほど、これがGのいう

「もはや旨いまずいを超越し、官能的な感覚で舌を包み込み、やがて芳醇なほのかな後味で楽しませてくれる。 」

という味か。

  単に不味いだけだな。

『ケース2:N君の場合』

<N君(主食がチキンラーメンのデブ)の返信>

チョコボールを洗面器にいれて、チョコボールで顔を洗いながら食べる!

<石田の返信2>

神が私にNという天才の友人を恵んでくれた事に感謝いたします。

<石田の行動2>

早速自宅の洗面器を持ってくる。

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「犬のえさだな。」

という心の声に耳を塞ぎ顔を洗ってみる。

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む、チョコボールのサラサラ感が良い感じ。

 なかなか気持いいぞ!

チョコボール洗顔2年後に大ブームになることを確信。

洗顔の効果、出たかな?

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『ケース3:Aの場合』

<A俺の知る限り最強の馬鹿)の返信>

俺なら、『茹でる』かな。

絶妙のアルデンデ系を発見する。

面倒だけど、茹で時間と味や見た目などの自分なりの係数を作って、グラフを書くかも。

グラフは評価の仕方が難しいから、そこが勝負かな。

単に奇をてらった系でいいなら、和食にするのがいいかと。

チョコは外来の食い物だから、和食にしようとするやつはあんまりいないはず。

その和食で一番ウケそうなのは『ぬか漬け』かな。

チョコボールのぬか漬けは、たぶん世界初だと思うわ。

とりあえず、これから実験があるから、時間が空いたらまた少し考えてみるわ。

では。。

<石田の返信3>

糠漬け!お前やっぱり天才だよ!

実験頑張ってくれ~

<石田の行動3>

早速近くのスーパーでぬかを調達。

Tyoko48

詳しくは明日のお楽しみ◎

今日はバタバタしていて余り食えませんでした。(たった?50粒)

なんだか逆に物足りないと言うか欠乏症状が出ている。

これが悪名高いチョコボール禁断症候群か。

大学帰りの電車で小学生に欲情したのはそのせいかな?

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4日目の最終状態

  本日消費数 50粒

  総消費数 645粒 (進捗64.5%)

  予定とのずれ -40粒

  残数 355粒

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2007/05/29

チョコボールを1000個食ってみよう。(3日目)

この記事は連続モノとなっていますので先にこちらを読んでください。

 ↓

チョコボールを1000個食ってみよう(1日目・2日目)http://backpacker-ishida.cocolog-nifty.com/backpack/2007/05/post_46f8.html

<3日目>
 5/29(火)

7:30起床

チョコボールを食わねばならないと気付き朝からブルーになる。

昨日のようにゲップから屁まで、どころか全身の毛穴からチョコボールの匂いがすることは流石になくなっていた。

ゴチャゴチャ言っていられないので早速チョコボールでブレックファースト。

チョコボールを入れてあるバッグを開いた瞬間、チョコボール臭が部屋中に広がり死にたくなる。

今日の朝食はサンドイッチ

Tyoko31

・・・・・・

一先ず食ってみる。

   あれ?結構旨いぞ?

何と言うか、ピーナッツバターサンドみたいな味だ。

しかも柔らかいパン固いチョコボールから

歯を守ってくれるので食べても痛くない!

(この喜びは共感して貰えまい。)

だが意外な弱点があった。

チョコボール+パンで腹に溜まるんだよね・・・・

何とか朝のノルマである40個を食いきったがかなりの満腹感である。

今日の後のことが心配だ・・・

今日は友人とミーティングの約束があったのでチョコボールを鞄に詰めて大学へ出掛ける。

真昼間の東海道線でチョコボールに突き刺さる乗客の視線にも無感動になっている自分がいた。

きっと上野動物園はパンダはこんな気持なんだろう。

3日目にして気付いたのだが、これは肉体的な戦いではない。

普通に腹は空くのだが、チョコボールを口に入れた瞬間に脳から大量のアンチ・チョコボルミンが噴出され、

宗教的高揚感にも似た被虐的な精神闘争が始まる。

それにしても東海道線の揺れで吐きそう。

今年はサンタさんに

「チョコボール1000個食っても吐かない位に乗り心地の良い電車を開発してください。」

と頼んでみよう。

大学で友達と日本の中小企業の継承者問題について2時間ほどディスカッション。

途中でラリッてチョコボールを投げつけそうなる。

午後は40個食えた。

大学から帰ってくるとランニングで体内の糖分を流しだし、残りのチョコボールに取り掛かる。

チョコボールを見た瞬間にアンチ・チョコボルミンが噴出する。

気晴らしに本を読みながら、チョコボールを秘儀『甘噛みの術』を駆使しつつ

「そうか、世の中は複雑系に支配されているんだ!」

という知的興奮で自分を騙しつつ、

携帯を開き、加藤あいの待ち受け画像をみて

Katou_ai

  「俺、頑張るから!」

とブツブツつぶやきながら何とか40粒乗り切った。

(人様に見せられる姿では無い・・・)

今日は120粒と予定を上回る良いペース。

あと400個・・・・・

Tyoko32

3日目の最終状態

  本日消費数 120粒

  総消費数 595粒 (進捗59.5%)

  予定とのずれ +15

  残数 405粒

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2007/05/28

チョコボールを1000個食ってみよう。

昔ある人が一週間でうまい棒を1000本食いきったホームページを見たことが有る。

俺はふと思った。

「じゃあ俺はチョコボール1000個でも食ってみるかな。」

いま振り返れば何故こんな事を気軽に考えてしまったんだろう・・・

5/27にチョコボール1000個計画を実行することにした俺はチョコボールを買出しに出掛けた。

最初に近所のスーパーへ行く。

石田:「すいません、チョコボール64  ありますか?」

店員:「えっ、、と、64  ですか?」

||

箱に決ってんだろーにが!!

アンタの店はチョコボールをばら売りしてくれんのか?

もしそうなら1000粒くれよ!

明らかにテンパった店員は上司に確認するが、結局20箱しかないことが判明し、仕方なくそれを全て買い占める。

|||

次の店に行くもやはり20箱しかなく、そこでも買占める。

Tyoko1

20箱のチョコボールをレジへ投げ出す時に他のお客さんの視線が突き刺さる。

結局チョコボール64箱を集めるまで8件の店を廻り

2軒のスーパーと3軒のコンビニでチョコボールを買い占めた。

||

そして立会人を頼んでいたDと合流し、Dの部屋へ行く。

鎌倉各地で買い占めてきたチョコボールを取り合えず

並べてみる。

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積んでみる。

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ハートにしてみる。

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Dと2人で盛り上がりまくる!!(この時はね、無邪気なもんだったよ・・・・)

そしてチョコボールを箱から取り出してビニール袋に詰めていく。

えぇ」詰めきりましたよ、1000個のチョコボール

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うわぁ・・・・・・・・・・・・

Tyoko6

ゴメンナサイ!!!!

恐らく皆さん

「64箱買ったらどのくらい金・銀のエンジェルが当たるのか?」

と気になったかもしれない。

結果は銀のエンジェルが3つでした。

俺はエンジェルに興味がなかったのでDの妹で、高校の水泳部の後輩でもあるYちゃんに3つともあげることにした。

Yちゃん:「あ、りょーちん先輩お久しぶりです~。」

石田:「おー、久しぶり。これあげる。」

Yちゃん:「えぇ!?、銀のエンジェル3つも!嬉しいです!

でも、何で3つも持ってるの?」

石田:「いや、俺これからチョコボール1000個食べるから。」

Yちゃん:「・・・・何の為にそんなことするの?」

 ・・・・・・・・・・・・

それだけは言って欲しくなかった(泣)

||

俺の全人格が否定された気分だよ・・・

俺たちはチョコボール1000個を持って近くの公園へ向かう。

公園へ向かうD

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格好良く見えますが持っているのは大量のチョコボールです。 (因みにこの袋はかなーり重いです。)

そして遂にチョコボール1000個計画に着手!

ここで言って置きたいのだが、皆さんの中に

「1000個食う、ってもチョコボールだろ?

大したことじゃないべ。」

と思っている方がいるかも知れない。

あのね、150粒食えたら誉めてやるよ。

俺もチョロいと思ってさ。

チョコってのは凄まじく腹に溜まり胃がこれでもか、ってくらいもたれるんだ。

50粒過ぎたあたりで奥歯がネチャネチャしてきて、

100粒あたりでで顎が痛くなる。

150粒にくると気が狂って公園の中を走り回り、ブランコの漕ぎ過ぎで吐きそうになり

200粒になると空を見上げて

石田:「ねぇD。こうしている間にも銀河は廻り、宇宙は崩壊へ向かっているんだよ。」

完全に電波が出始める。

200粒くった時の俺(完全に精気が抜けてます。)

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食道と胃がチョコだらけになって飲み込むことすら困難になる。

水で流し込む方法で持ち直し300粒まで行くが、これはチョコボ-ルに水がプラスされるために腹がドンドン一杯になってくる。

買っておいた水が切れたのでコンビニに買いに行くが、

途中の市街地で気が狂って

「おら、かかってこいやー!!」

と1人で叫びまくってしまう。

水を入手し、チョコボールを食いつつ江ノ島に向かう橋を歩く。

370粒まで食い終わり、手の平の371粒目をジッと見つめたのが運のツキだった。

脳の中で明らかにチョコボールを拒否する化学物質、アンチ・チョコボルミン(石田命名)が大量噴出され、

内臓が悲鳴を上げる。

俺はアンチ・チョコボルミンに打ち勝ってなんとか371粒目を口に運ぼうとするがどうしても体が言う事を聞かない・・・

そして俺は371粒目を見てつぶやいた。

石田:「ねぇ、D。

オレ・・・・・

|」|

心が折れちまったよ・・・・」

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     もう限界だった。

Dもこれ以上はヤバイといい、オレはチョコボール計画を中断した。

負け犬になっちまった・・・・

が、このままでは引き下がれねぇ!!!

V|

「チョコボール1000粒を1週間で食いきる。」計画

に変更だ。

その日は打ちのめされつつDと別れ家路について布団に倒れこんだ。

<2日目>

5/28(月)

朝起きてトイレで用を足すと、

ピーナッツを磨り潰してチョコに練り込んだ様なものが出てきた。

(画像は自主規制します。)

今後の予定を立てると、

昨日370粒食ったので後6日で630粒という事は

一日平均105粒(箱にして約8箱分)食べていけばいいことになる。

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昨日に比べればどうってこと無い数だぜ。(一般人からすれば十分大量なんだけどね。)

俺は鞄にチョコボールを詰めて学校へと向かう。

真昼間の東海道線の中で

水筒を胸に抱えて猫背気味に

青白い顔でチョコボールを次々とほお張り続ける

乗客の視線が突き刺さる

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何見てんだゴルァ!

見せもんじゃねぇぞ!!!

チョコボールは意外と固く、一噛み一噛みが歯の根元に凄まじい衝撃を与える。

   これが結構痛いんだ。

3~40個ならこんなこと起きないんだろうが、3~400個ともなるとね・・・・

通学時間で何とか55粒を平らげる。

帰宅後にランニングで体にたまった糖分を流しだし、再びチョコボールに取り掛かる。

今日は残り50個だ、

昨日に比べればたいしたことないぜ!

はは・・・・

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相変わらず一噛み一噛みから歯に激痛が走る。

そして俺が考え出したのが

  『甘噛みの術』

チョコボールを噛み切ると激痛が走るので、あえて噛み切らず優しく噛み、その後でジックリと磨り潰す。

じらせて、優しく、ジワジワと感度を確かめつつ・・・・

はっきり言って(一つを除いて♡)他では使えないテクニックだが、今の俺には北斗真拳なみの頼もしさだ。

何とかこれでノルマの105粒を食い終わった。

残りのチョコボール達

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2日目の最終状態

  本日消費数 105粒

  総消費数 475粒 (進捗47.5%)

  予定とのずれ ±0

  残数 525粒

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